以下ネタバレ・暴言を含むので自粛。
TV放映後・映画公開後、何年か無数のエヴァのファンフィクションを読みまくったせいか、「どこかで誰かが書いていたような気がする話」だったんだけど、それでも声・映像・音楽付きで劇場版アニメーションとして作られると文のみのファンフィクションは霞んでしまうしかない*1。この新劇場版は「超豪華なファンフィクション」と言った方が適切かもしれない。TV版との違いは沢山有り過ぎて、挙げてったらキリが無いし、たぶんそれは意味が無いので、違いっていうか気が付いた点を思いつくままに挙げてみる*2。
冒頭の赤い海岸は、前作のラストシーンの海岸そのものなのか、それとも第3使徒が形象崩壊を起こした後の液体*3のせいで赤くなっていた今作の海岸なのか?たぶん前回のラストシーンを想起させるための演出*4だと思うんだが。
サキエルが第3使徒から第4使徒になっている。第3使徒は冒頭に出て来た白線のとこに倒れた奴?だとしたらどうやって倒した?という疑問が。勝手に形象崩壊を起こすとは考えにくいんだが。
そう、形象崩壊。使徒はコアが破壊されると「形象崩壊」を起こす(らしい)。崩壊時の液体はLCLなんだろうか?*5使徒にとってのATフィールドの意味を考えるとこれが「有るべき姿」なのかもしれない。確かTV版でのシャムシエルやラミエルって形が残ってて、撤去作業のシーンとかあったよね*6。99.89%とか綾波の事故の話とかはシャムシエルの撤去作業現場でやったんだっけか。ってか、今回99.89%の話してないよな?
使徒の数は第6使徒レリエルラミエルが来た時点で「あと8体」とゲンちゃんが言っているので、5+8=13体と減っている模様。確か漫画版でも減ってたよね。サンダルフォンとイロウルだっけ、出なかったの*7。
ミサトの階級が一尉から二佐に変更されている。確かに「作戦本部長で尉官なの?」というツッコミが過去にあったような記憶がある。階級より重要なのは「ミサトがセントラルドグマのリリスの存在を最初から知っており、かつそこに自由に入る権限を与えられている」ということだろうね。あと、あのシーンで連れてって時間は大丈夫だったのか、そっちのほうが心配です。
何よりレリエルラミエルが素敵過ぎ。あれは絶対劇場で見るべき。そして完全変形フィギュア:レリエルラミエル(新劇場版)は絶対無理と断言出来る(笑)。作れたら、神*8。
ラストのカヲルはサービスですかね*9。カヲルの思わせぶりな台詞が、やり直し/リピート物のファンフィクションに出て来そうだな、と思ったあたり、俺も相当駄目だな……
予告は予想通り・今まで通りにちゃんと作ってくれたので超嬉しかった。そして新エヴァ、新キャラ*10。弐号機の降下シーンは恰好よかったが、ぶっちゃけアスカはあんまし好きじゃないので、もうちょっとウケの良いキャラに変更されてるといいなぁ、とか書くとアスカ派の人に殴られそうだな。
結論:面白かったからもう一回見に行くよ俺。ひょっとするともう2回かも。
追記:twitterにてLianさんから指摘を受けたので訂正。