RPGの父、死す

twitterで知ったのだが、ゲイリー・ガイギャックスが亡くなられたそうだ*1。69歳。早過ぎる。その筋で知らない人はモグリと言われる有名人、言わずと知れたD&Dのデザイナーである。
『D&Dが無ければ○○は無かっただろう』*2、とよく言われる。実際、直接・間接を問わずD&Dから派生した物を考えると彼の作り出した物の影響は大きいと言わざるを得ない。うちにも2冊、D&D以外の著書*3があった。

初版1刷とか。当時の俺は何を考えて購入したんだっけ……と感慨に耽ってみた。そういう柄じゃないんだが。
この本、翻訳者の多摩豊氏も10年程前に亡くなられている。出版した社会思想社も6年程前に廃業しており、これで著者・翻訳者・出版社すべてが失われ、この本を入手するには中古市場を探すしかない。あれ、そう考えると、結構貴重品？20年近く前に書かれた本なので、内容もそれなりに古いわけだけど、今でも通じる内容は含まれている、と思う。たぶん。また読み返してみるか。

ロールプレイング・ゲームの達人 (現代教養文庫)

意外にもAmazonに置いてあったので紹介しておく。勿論中古のみだ。
と、ここまで書いて思ったんだが、この場合の「その筋」とか「よく言われる」とか、特に日本だと本当ごく狭い範囲だよね……。一般人は本気でドラクエがRPGの本家本元だと思ってるんじゃないかとちょっと心配になった。

*1:2008-03-05現在Wizardsのwelcomeページが追悼画像になっている。

*2:○○の中にはお好きなRPGのタイトルなどをお入れください。

*3:翻訳版です、念のため。