Gururiの日記

かつてはてなダイアリーで付けていたGururiの日記

任意加入問題について、小学校PTAとの話し合い(第2回)

任意加入問題について、小学校PTAとの話し合い(第1回)の続きです。今日はいつもより長いです。
前回の引きで「また呼ばれることになるかと思います」と書きましたが、その通り2回目の話し合いです。今回は参与の校長先生も同席。他に教頭先生、教務主任の先生、PTA会長、副会長×2名の6名の真ん中に座って来ました。さすがに総会の時のように足がガクガクすることはなかったけど、ちょっとドキドキした。
まず会長から、第1回の話を踏まえて今後どのようにするかという説明がありました。要点を箇条書きにするとこんな感じ。

  • 新1年生の保護者説明会で口頭・書面で『原則加入していただく』ことを説明する
  • 転入生があった場合は、保護者説明会と同様の説明をする
  • 現在の会員には次回の総会で同様の説明をする
  • 書面では「意外と知っているようで知らない、わかっているようでわかっていないPTA加入のメリット・デメリット」を説明する
  • 活動内容等に疑問がある人は教頭先生か副会長へいつでもどうぞ
  • 会員規約の改正は今回は行わない

これに対して言わせて貰ったこと。1つは「加入する人の意思表示ステップは無いの?」という点。入会届を出して貰うのが理想だけど、「原則加入していただいてます」と説明して流されない人は日本人だと多分ほとんどいない。
もう1つは、来年度の総会で説明した際、もし「じゃあPTA辞めます」という人が出て来た場合、「やめないでくれるように説得する」以外にPTA側はどういうアクションを取るつもりなのか?という点を指摘させてもらった。つまり「説明してお願いしたから終わり」ではなく、その場であるいは後日、教頭先生・副会長に「辞めたい」と来た人に対してどういう処理をするのか、という話。規約上規定されていない*1退会の手続きをどのようにするつもりなのか、大変興味があったので、「もしここで私が『辞めます』って言いだしたらどうするんですか?」とちょっと意地悪な質問を投げてみた。辞めるつもりなんて無いですけどね。
「なんとなく会員してる」人*2が殆どな現状よりは、「私はXXを死体したいからPTAに参加した」人が大多数な状態の方が健全であるし、組織として運営しやすいだろう。会員が「XXさんは委員をやらないでずるい」ではなく「XXさんは委員をやってるのに私はやらせてもらえない、ずるい」くらい言うようになれば黙っていても委員は決まるようになり、夜中に担任の先生から「どうか引き受けてくれないか」と電話がかかってくることも無くなるはずである。
さて。会長からはさらに「PTAが運営している行事や事業に非会員の子供を参加させるか否か。原理的には『非会員の子供は参加出来ません』と言えるだろう」という必ず出て来るだろう話題が振られた。それに対してはもともと子供はPTA会員ではないのだから、非会員の子供だからといって区別はすべきではない、PTA(に参加している親と教職員)が「うちの小学校の子供たちのために行事・事業を実施する」のであれば、対象は「うちの小学校に通ってる子かどうか」だけで判断すべきで、そこに親が会員か非会員かというのは関係無い。現に任意加入で運用してる子供会単位で実施してる運動会ってどうよ?とかその辺も含めて反論。
事務次長(事務局長?どっちだっけ?)の先生からは「組織側としては、脱会とか退会とか、そういうネガティブな言葉をなるべく使いたくないんです」というお話をいただいた。確かに組織側としてはその通りなんだけど、説明しないわけにも行かないので、なるべく柔らかい言い回しを選んでするしかないんですよ、先生。
任意だと説明すると会員が減るんじゃないか?という心配は確かにその通りなのだが、そうであればその程度の組織だったと開き直るのも1つの手である。さすがにこれは言えなかったけど。そのくらいの気持ちでいてもいいと思うのだ。やる気がある人だけが70人いる方が、やる気があるんだか無いんだかわからない人が100人いるより積極的に活動して面白い事をしてくれそうな気がするのは俺だけじゃないよね?
結論が出たわけではないのだが、「新入会員候補・現会員に入会のメリット・デメリットをちゃんと説明する」「意思表示については今後もまだ検討する」というあたりに落ち着いた、と理解した。
そうそう、校長先生の話で印象的だったのが「PTAについてちゃんと説明する学校しか知らなかったので驚いた*3」という発言。つまり「入会時の説明をちゃんと実施しているPTAは結構多い」ということである。みんな自分のところの組織しか知らないからねぇ。
話し合いの内容は結局のところ前回の話とほぼ同じ。違うのはPTA側が用意している対応が話し合いの最初に提示されている点と、俺が問題提起した意図を出席者全員がある程度理解してくれているという点か。「入会前に説明する」「現会員にも改めて説明する」だけでも大きな前進だ。出来れば入会届くらいまで行って欲しいんだけど、いつ出すかとか事前の説明会で渡しても入学式に忘れて来そうだとかそれも問題になりそうなんだよねぇ……。
さて、今日はここでおしまいにしたいところなのだが、たぶん一部の人にはここからが本番。
教頭先生の持っているファイルに、ここの前回のエントリ近辺のハードコピーが挟まっていることに気付いたのは開始5分後くらい。話し合いの最中にも言及したような気もするが、記憶が曖昧になっている。終了後に聞いてみたら「え、なに?みんな知ってるよ?」って言われました。知らなかったのは俺だけだったらしい……。まぁ長男の話とか特定される要素満載だから特定されてもおかしくはないんだが、どうして誰も何も言ってこないんだ……*4

*1:転校等の場合はあった気もするが……。

*2:何となく役員、って人はさすがにいない……はず。

*3:「びっくりした」か「意外だった」かもしれん。記憶曖昧。

*4:正確には1人、いますけど。