気がするんだが、どうか。
『NATROMの日記 - 信仰と狂気〜吉村医院での幸せなお産』で『幸せなお産(ウェブ魚拓)』とか言う胸クソ悪い文章を知ったわけだが、実は初見ではせいぜい
〃∩ ∧_∧ ⊂⌒( ・ω・) はいはいオーガニックオーガニック `ヽ_っ⌒/⌒c ⌒ ⌒
くらいにしか思ってなかった。文章の最後には最低の結末が書いてある。心安らかに過ごしたい人にはあまりお勧めしない結末が。
で、だ。どうやら俺が先日読んだ後、この話の当事者が2名、コメント欄に書き込みをしていたらしい、というのをさっき天漢日乗さんで知ったので改めてコメントを読み返し、ついでにYahoo! blogの方にもエントリしていた奴を読んでみた。*1
……いや、もうこの竹まつさんて人、駄目でしょ。色んな意味で。赤ちゃんの身に降り掛かった不幸の真相についてもあまりの事に開いた口が塞がらないと言うか。コメント欄も、最後の方はもうみんな諦めている感じがぷんぷんです。
例えばもうやめましょう。さんのコメント。吉村の患者さんには何を言っても無駄です。
というのはかなり切ない話だ。内容からすると搬送先のお医者様ぽいんだが、真相は不明。こんな患者ばっかりだったらやってられないだろうなぁ……。
その次に外科医の先生が帝王切開について語ってくださっている。シーザーの話が眉唾というのは以前どっかで聞いたけど、帝王切開自体が遥か昔から行われていたのは事実。でもたぶんこの方の言葉も竹まつさんには届かないんだろうなぁ。
そしてある妊婦さん。
私にとっての「幸せなお産」とは、母子ともに生きて家に帰ってくることです。早産であろうと帝王切開であろうと、赤ちゃんの笑顔と母親の笑顔のある生活が実現できればそれは「幸せなお産」です。「自然なお産」信仰を実現したい余り子の最大の幸せ=生きて生まれることを子から奪うのは親の身勝手からくる児童虐待以外の何ものでもないと思います。「幸せなお産」=「母子ともに生きて家に帰ってくること」。そうだよね。どっちかでも欠けてたら「幸せなお産だった」なんて言えないよね。シンプルで、それでいて過不足の無い「幸せなお産」の定義じゃないだろうか。
うちは、長男はともかく次男は早く出て来過ぎになりそうだったんだから、うちも一歩間違うと大変な事になってたんだなぁと再認識。永井病院のスタッフの方々に改めて感謝したい。そして、ある妊婦さんも安産でありますように。元気な赤ちゃんと一緒に家に帰れることをお祈りしております。
*1:天漢日乗さんとこでは毎日新聞による医療への攻撃をずっと追っておられます。で、この話にも毎日新聞の影が……まぁ本題にはあんまり関係ないんですが。例の医院の助産師長の講演を毎日新聞が宣伝、てレベルだし。