Gururiの日記

かつてはてなダイアリーで付けていたGururiの日記

読売新聞科学部の記者は緊急地震速報がどういうものか理解していない件

読売新聞の緊急地震速報に関する記事がひどい。

 昨年10月からの本格運用以来、3度目の発表となったが、震源が陸域内部で深さ約8キロ・メートルと浅い直下型地震だったため、震度6クラスの揺れがあった震源付近の岩手県南部などでは、速報は揺れ始めた数秒後に出され、速報の技術的な限界が浮き彫りになった。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080614-OYT1T00458.htm

新聞記事の科学欄を書いている記者に科学の素養が欠けているのは今に始まったわけではないが、それにしてもこれはひどい。最初から震源近くでは間に合わないってわかってるから。「技術的な限界が浮き彫りになった。」って、記者が知らなかっただけだろうに。自分が知らない事は周りの人間も知らないと思っていたら大間違いだ。知らない事があることがわかったら、まず自分以外の人は知っているのかとか、例えば今回の緊急地震速報なら開始時にどういう説明がされていたかとか調べてから書けば、かかなくていい恥をかくことも無かっただろうに。これではとりあえず役所のやってる事を叩ければいいや、と記事を書いてるって言われても仕方無いよね。